職場で、いつもサボっている人がいると、イライラしますよね。
でも、働きアリの法則によると必要な人材なのかも…?、というお話です。
職場に必ずいる…サボってるようにみえる人
職場という組織には、様々なタイプの人が集まっています。
騒がしい人や怒りっぽい人、ガサツな人やいい加減な人…、挙げればキリがありません。
でも、大多数の人は折り合いをつけて、上手く過ごしています。
私も、それができれば、苦労しないんですけどね…(笑)。
ここで、私の中でどうしても、納得のいかないタイプの人がいるんです。
- あの人は、いつも何をやってるんだろ?
- 仕事を何もせず、喋ってばかりじゃん!
こんな人、あなたの職場にもいませんか?
私は、こういう人が許せないタイプでして(汗)、目に付いてはストレスの元になってました。
ところが、あるお話を読んで腑に落ちてから、人の見方が少し変わったんです。
もちろん、本当に仕事をサボっているのなら、問題外なので淘汰されないといけません。
ただ、一見サボっているように見えても、組織全体として必要な人材なこともある…
今回は、そんなお話です。
働きアリの中にもサボっている者がいる?
働きアリがサボるって、ジョークのように聞こえますが、本当にそういう研究結果があるんです。
「 働きアリの法則 」と言うのですが、ご存知でしょうか?
詳しいことは、Wikipediaにみっちりと説明があるので、ココでは割愛します。(それだけ有名な法則なんですね。)
では、今回のテーマとして取り上げたかった、要点だけを書き出すとこうなります。
- 働きアリの群れの中で、本当に働いているアリは8割である
- 残り2割のアリは、ずっとサボっている
- サボっているアリを排除すると、働いていたアリがサボり始める
これ…、すごく面白い話だと思いませんか?
まるで、人間の組織を見ているよう…(笑)
実は、この法則を参考にして、人間社会も組織されているらしいですよ。
どういう事かと言いますと、この法則のお話には続きがあるのです。
職場でサボっている人は不要なのか?
民間企業であれば、利益を上げることが目的ですから、不要な人材は淘汰されるのが普通です。
でも、働きアリの法則によると、サボっている人が必ずしも、組織にとって不要とは限らないようです。
普段サボっている人は、いざという時の余力人員だと捉えたら、見方がどう変わるでしょうか?
つまり、職場で不測の事態が起きてしまった時に、サボっていた人が主力になって働けるという訳です。
仮に、全ての人が普段からフルスロットルで働いていると、不測の事態に対応する余力が残っていないので、組織が潰れてしまうかもしれません。
このように考えると、働きアリの危機管理能力には、感心させられますよね。
ただし、人間社会の場合ですと、単にサボっているだけ…もあり得るので(皮肉w)、そこを見極めるのが管理職の手腕なのでしょう。
多様な人材がいてこそ組織は成り立つ
働きアリの法則を踏まえて、職場の人間模様を眺めてみると、今までと見方が変わってきませんか?
様々なタイプの人が集まっているから、上手くバランスが取れているんだなぁ…と。
私の場合、サボっているように見える人に対しても、大らかな捉え方ができるようになりました。
つまり、自分に合わない人をバッサリと切り捨てるのは少し考えものだな…、と思えるようになるんです。
今は、職場の人間関係で悩んでいる人も、このお話をキッカケに、解決の糸口が見つかるかもしれません。
人間関係のしんどさって、自分の偏った見方による場合が、結構ありますもんね。
人は変えられないですが、自分は変えることができます。
こういった知識を取り入れるのも、生きづらさを減らす知恵かな…、と感じる今日この頃です(^^)