コロナ禍ですら、人との距離が近すぎる人って、たまにいましたよね…。
パーソナルスペースは人それぞれなので、しんどさを感じたら自分で工夫して守りましょう。
人との距離が近すぎる不快感は気のせい?
あなたにも、こんな経験はありませんか?
- 隣の席に他人が座っていると疲れる
- 対面した席での会話は圧迫感がある
- 職場で上司の席がこっち向きで息苦しい
あ…、人には言いにくいけど、あるある!
でも、あからさまに席を移動したり、不快に感じてると相手に伝えるのは、恥ずかしくて気が引ける…。
そんな悩みを抱える人は、意外と多いのではないでしょうか。
なぜ不快なのか分からない…、不快に感じているのが自分だけだったら…、と悶々としながらその場をやり過ごすのは、地味にしんどいものです。
その不快感は、「パーソナルスペース」が関係しているのかもしれません。
パーソナルスペースの大きさは人それぞれ
パーソナルスペースとは、ザックリと説明しますと、他人に近づかれて不快に感じ始める距離をいいます。
詳しい説明については、他サイトさんにお譲りしますが、一般的には正面が一番広いそうです。
冒頭で挙げたような不快感は、自身のパーソナルスペースが侵害されたからで、決して気のせいではないのです。
程度の差こそあれど、誰でも感じていることなのですね。
だから、不快に感じることを悩むことはないですし、ましてや傷つく必要なんてないのです。
私は、HSP気質で過敏なのに加え、パーソナルスペースが極端に広いようで、毎日ヘトヘトに疲れ切ってしまいます。
この不快感は自分のせいなんだ…、と深刻に悩んだ時期もありました。
でも、パーソナルスペースの存在を知って、気持ちだけでも少し楽になりました。
パーソナルスペースに疎い?「トナラー」
個人的に思うことなのですが…、バラエティー番組で某お笑い芸人も言っていたので、遠慮なく書かせてもらいますね。
日本人はパーソナルスペースの認識がとても低く、わざわざ不快な状況に身を置く人が多いように感じます。
HSP気質の方でしたら、何が言いたいのか察していただけるかと…(汗)。
例えば、喫茶店で客席がガラガラなのに、わざわざ隣に座ってくる人、たまにいませんか?
せっかく、混雑する時間帯を避けて来店し、落ち着ける席で寛いでいるのに…。
私は、こういう事に我慢しない人なので、すぐに席を移動します。
何事においても、無知って罪だなと思います。
それでも、HSP気質の認知度が上がった影響か、某バラエティー番組で話題になったらしく、パーソナルスペースに疎くて迷惑な人を「トナラー」って呼ぶそうですね(笑)。
自身のパーソナルスペースは自分で守る
一般的に、日本はデリケートな事柄について遅れており、諸外国の方が色々な面で進んでいると言われます。
そのせいか、多くの日本人は、目に見えない現象や感覚を恥として、目を逸らしているように感じます。
HSP気質の人が、日本で生きづらさを感じやすいのは、この辺りに原因があると思うのです。
一方で、日本人の気質を逆手に取った事例が、世の中にはあるのです。
例えば、客席がキツキツに並べられた飲食店って、チェーン店に結構ありますよね。
もちろん、席数を稼ぐことが目的なのですが、客席の居心地を悪くすることで、長居をさせず回転率を上げる、という狙いもあるようです。(業界の人から、実際に聞いた話です。)
それでも、世の中にトナラーなんて言葉が出始めただけ、認識が変わるキッカケになるかなぁ…、と私は思っています。
せめて、パーソナルスペースを知っている人だけでも、不快な状況からは自分から離れて、快適な生活を送りましょう。