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過干渉な親でも憎むことは誤りである理由と一人暮らしのすゝめ

本当の自分

実家暮らしは、経済的には楽な反面、親の干渉が付きものです。
それが嫌で憎むくらいなら、一人暮らしをした方が自分のためです。

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過干渉な親に悩む人は多い

子供の頃には、気にならなかった親との関わりが、とある頃から煩わしく感じるようになった…。
「とある頃」とは、人それぞれでしょうが、中高生の頃からありがちな悩みだと思います。

私の場合、大学へ進学した時に親元を離れたので、学生時代に煩わしさは感じませんでした。
しかし、仕事で挫折してしまい、実家へ出戻りした時に、親の干渉が過ぎることに気づきました。

インターネットでこの悩みを検索すると、「毒親」なんて言葉があることを知り、同じ悩みを抱えた人が相当いるのだと思いました。

実家暮らしは親の干渉が付きもの

親は、我が子が何歳になっても、何処に住んでいても、変わらず心配するものです。

それに加えて、子供が学生生活を終え手がかからなくなると、急に自由な時間ができることで、戸惑いや不安に陥りやすくなります。
その不安感、もっと言えば孤独感を紛らわすために、なおも子供に世話を焼きたがるのだと思います。

ですから、成人してからも実家暮らしをしていれば、親の干渉を避けられないのは当然なんですよね。

子供は学生生活を終えたら、なるべく速やかに実家を出るのが、本来は自然なことなんです。
何らかの事情で、実家を離れられないなら話は別ですが、甘えから実家に居続けているなら、考え直す必要がありそうです。

私の親の場合、過保護からくる干渉でした☝

実家を出て一人暮らしするメリット

仕事などの事情がないのに、実家を出て一人暮らしをするのは、経済面のデメリットが一番の痛手でしょう。
でも、それ以上に得られるメリットが大きいので、特に大事な点を書き出してみました。

プライバシーが守られる

実家暮らしで一番のストレスは、プライバシーが侵害されやすいことでしょう。
一人暮らしをすれば、いきなり部屋に入られたり、勝手に郵便物を開けられたり…、なんてことがありません。
そもそも、成人した子供に対して、そんなことをする自体が、非常識なんですけどね(汗)。
また、いつ外出しようが何時に帰宅しようが、いちいち監視されることもありません。
つまり、小学生扱いされる煩わしさから、スッキリ解放され自由に過ごせるのです。

実家を離れられないなら、こんな対処法もありますよ☝

精神的自立ができる

自分では気づきにくいことですが、親の干渉が嫌だと感じながらも、精神面で親に依存している場合があります。
だからこそ、一人暮らしに踏み切れないのかもしれません。
一方、親も子供に依存していることが多く、これを専門用語で「共依存」と言うらしいです。
自分が、重い病気や不慮の事故に遭わない限り、この人生で先に亡くなるのは親でしょう。
その時になって慌てふためいても、すぐに状況を乗り越えることは困難です。
なるべく若いうちに、親元を離れ一人暮らしをして、孤独に慣れることが大事なのです。

なるべく若いうちから、孤独と向き合うことが大事です☝

親子関係が改善される

成人してからも、実家暮らしを続けることの一番の弊害は、親の恩を感じにくくなることです。
いつも側にいてくれるのが、当たり前になってしまうんですよね。
一人暮らしをすれば、その「当たり前」が有り難いことだったと、様々な場面で気づかされます。
そして、精神的距離が図り直されますから、大人同士の距離感で付き合うようになります。
たとえ、親の干渉癖は直らないとしても、こちら側は大人の対応ができるので、親子関係は健全な方向へ向かうでしょう。

せっかくの一人暮らし、物件選びは慎重に…☝

どんな親であれ憎むことは誤り

実家暮らしで楽を享受していながら、過干渉な親を憎む人が結構いるようです。
さらに、「毒親」なんて言葉が現れたことが、そんな人の増加を後押ししていそうですね。

しかし、いくら過干渉な親であれ、憎むことは誤りです
なぜなら、自分がこの世に生まれて、今まで生きてこられたのは、紛れもなく両親のおかげだからです。

仏教では、「人身受け難し」という言葉があり、人間に生まれるのは有り難いことだと説かれています。
また、親の恩について説かれた、「父母恩重軽」という経典もあります。
そんな、恩を感じるべき親を憎むのは、相当な心根違いだと反省しなければなりません。

私は敏感すぎる気質なため、余計に実家暮らしが苦痛でした☝

実家暮らしをしていると、親との距離が近すぎるために、嫌な部分ばかりに気を取られがちになります。
そのことを弁えて、親の恩に気づける適度な距離を、自分から取っていくことが大事だと思うのです。

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