「人を見た目で判断するな」とは言うけれど、第一印象が大体当たるような気がします。
やっぱり、見た目は大事だと思うのです。
出会いの多い時期は疲れやすい
新しい出会いが多い時期といえば、まず4月が一番でしょう。
学生さんであれば、新しいクラスや学校に変わり、社会人であれば、配置転換や転職が多いと思います。
特に、新しく社会人になった新入社員さんの場合は、これまでとは比べものにならない程、毎日が出会いの連続になります。
新しい人と研修を受け、昼休みは一緒にご飯を食べ、自宅が同じ方向なら一緒に帰る…、帰宅したらもうグッタリですよね。
実は…私の場合も、最初の会社がまさにその状態でした。
会社全体で、700名余りも新入社員がいたため、研修は30名程のグループに分けられました。
各グループに教育担当の社員が1名ずつ配置され、ちょうど学校のクラスといった感じでした。
学校であれば、そのメンバーで最低でも1年は過ごすのですから、そのうち人の名前や雰囲気くらいは把握できます。
ところが、研修のメンバーとは7月の正式配属まで、たった3ヶ月限りの付き合いなのです。
でも、その3ヶ月間は一緒に過ごす訳でして、人づきあいの加減が全く掴めませんでした。
けっきょく焦ってばかりで、名前すらきちんと覚えられず、研修どころではありませんでしたね(汗)。
社会人の出会いが特に疲れる理由
こんな私も、学生時代は新しい出会いに対して、さほど疲れを感じることはありませんでした。
しかし、社会人になった途端に、人づきあいの疲れが、一気に押し寄せてきましたね。
当時は訳も分からず、がむしゃらに人づきあいをしていたので、毎日の疲れは相当なものでした。
毎週のように開かれる飲み会、日が進むにつれ出来上がっていくグループ…。
私は、そのスピード感についていけず、すっかり孤立してしまいました。
最初は親しくしてくれていた人も、多数派のグループへ入った途端に、私のことを無視するようになったんです。
私は、何のために仲良くなる努力をしたのだろう…、と虚しくなりました。
では、なぜ社会人の人づきあいは疲れるのか?
今だから分かることですが、各々が仮面を被って接し、損得勘定で動いているからでしょう。
とにかく、相手の本心が見えにくいので、探りを入れなければならず、エネルギーが一気に消耗するのだと感じます。
世渡り上手な人ならば、適当にこなして余計なストレスを回避するのでしょうが(笑)、HSP気質や生真面目な人の場合は難しいですよね。
私も、すぐに真に受ける性格ですし、最近になってHSP気質だと分かり、疲れて当然だな…と苦笑いするしかありませんでした。
このような人でも、人づきあいを少しでも楽にするコツって、無いものでしょうか?
「人は見た目じゃない」は綺麗事
思い出したくもない苦い経験を、長々と書いてしまいましたが(汗)、そんな中でも得られたものがありました。
人は見た目が8割だなぁ
こう言うと、何て冷たい人なんだ…と思われそうですが、そこはちょっと待ってください(笑)。
どうやら、世間では『人は見た目が9割』という本が売れている?ようで、誰にも思い当たる節があるんだなと思いました。
ここで、私の言う「見た目」とは、単に外見だけを指しているのではありません。
初めて対面したときに、直感的に感じる雰囲気を含めた見た目です。
- パッと見は笑顔だけれど…目の奥が笑ってないな
- 親切そうな人だけれど…何だか粘着質で苦手だな
といった具合です。
HSP気質や警戒心の強い方なら、よく分かっていただけると思います。
こういった第一印象は、気のせいでも思い込みでもなく、当たることがとても多いと感じます。
「人を見た目で判断するな」とは、よく聞く言葉ですが、ハッキリ言って綺麗事だと思いませんか?
服装などの外見は取り繕っても、その人から放たれる雰囲気は、ほとんど誤魔化しようがありません。
人を見抜くのが得意な人になら、すぐに察知されてしまいます。
人に振り回されない術を身に付ける
何ごとも経験でして、人を見る目を鍛えるのも、場数を踏むしかないです。
私も、決して偉そうなこと言える口ではなく、今でも失敗と学びの繰り返しです。
特に、HSP気質の人は、直観力に優れるとよく書かれていますし、体感的にも思い当たる節があります。
ですから、その直観力を大いに活用して、人を見る目を養うのです。
新しい社会人生活において、人に振り回されないための心がけは、ただ一つ…
自分の直感を信じて、不快な人からは離れる
人間関係は闇雲に拡げても、労多くして功少なしです。
余計なモノはなるべく持たず、身軽な社会人生活を送りましょう(^^)/