リワークを利用して感じたこと

こんな人に向けて書きました♪

  • 休職中だが日常の外出はできる
  • やることが無くて具合が悪くなる
  • 復職へ向けて通う居場所が欲しい

リワークとは?

現在、うつ病などメンタルの病気やHSP体質が原因で休職中の人は、上で挙げたようなことが思わぬ悩みの種となっていることとお察しします。
実は私も、勤務していた最中には苦しいしんどい…で休職したものの、心の静養は束の間だったものです。

ところで、このような悩みを抱えている人なら、リワークという言葉はご存じかと思います。
でも、 調べるのにも気力がいりますし、ましてや利用するとなると重い腰が上がりませんよね。
私が知っている限りでは、リワークには大きく分けて3つのタイプがあります。

  1. 心療内科や精神科に併設されているもの(有料)
  2. 公的機関が復職支援として行っているもの(無料)
  3. 民間で独自に行っているもの(有料?)

なお、(3.)については情報が少なく信頼性も不明なため、あくまで参考までに書きました。

私の場合、始めは(1.)を利用したいと主治医に相談したのですが、休職期間や体調面などの条件が合わず、利用することができませんでした。
結局その数年後に、ハローワークの職員さんの勧めで、(2.)の公的機関が行うリワークを利用することになりました。

私が利用したリワークは、正式名称が「障害者職業センター」という所で、独立行政法人が運営しています。
障害者職業センター(以下、センター)においても、(1.)と同じく利用条件を満たさないと利用を断られます。(医療機関よりは敷居が低い印象を受けました。)
あくまでもご参考ですが、条件を大まかに挙げておきますね。

  • 失業中ではなく休職中であり職場と連絡が取れること
  • 精神科などの医療機関に定期的に通院していること
  • 日常生活や外出が可能なまでに安定していること

このように、ある程度は自分自身で動けるか否かが、判断のポイントとなります。
職場と同じように通うわけですから、当然と言えば当然ですよね。

利用申し込み~終了の全体的な流れ

私の場合は、まずセンターに電話で問い合わせをして、面談の予約を取りました。
同様の問い合わせは毎日かなりあるようで、近々の予約は取りにくい印象を受けました。
思い立ったが吉日ですから、早めの予約をお勧めします。
その後の流れは、順を追って書いてみますね。

① センターの職員と初回面談

まずは、予約日時にセンターへ伺って、担当職員と面談を行います。
面談と言いましても、そんなに堅苦しいもではなく、まずは自身の病状とかその経緯とか…、カウンセリングのような感じでお話をします。
相手はプロですから、丁寧に色々とヒアリングしてもらえ、これだけでも気持ちが少し楽になります。
そのあと、リワークの説明とか利用条件とか…、職員の方から説明があります。
一通り聞いて、利用してみたいなと思ったら、体験利用についての日程調整などに話が進みます。
また、就職面接でよくある能力検査みたいなものを、数十分ほど受けることになります。

② リワークの体験利用

初回面談で調整した日程で、リワークの体験利用が始まります。
リワークを利用中の人たちに交じって、半日なり1日なりを過ごします。
とは言っても、いきなりフルスロットルで活動はできませんから、自分のペースで行い休憩することもできます。
この体験利用で、リワークの雰囲気とか、続けられそうか否か、といったことが分かってきます。
同時並行で、正式利用に必要な書類の準備や、次に述べます3者面談の段取りを進めます。

③ 職場や主治医を交えた3者面談

利用する意思が固まったら、3者面談というものに進みます。
これは、「本人・担当職員・職場担当者」と「本人・担当職員・主治医」とで、それぞれの場所に出向いて行うものです。
センターは医療機関ではありませんので、色々と書面を交わす必要があるんですね。
面談の日時ついては、原則として本人がそれぞれの人に連絡して調整をすることになります。
この辺りでお気づきでしょうが…、リワークを利用するまでには結構な時間と労力がかかります(笑)。
これらの手続きがしんどいようなら、リワークの利用は時期早々だと判断された方がいいと思います。

④ 正式にリワークの利用開始

体験利用で自身が納得し、必要書類の提出や3者面談を済ませたら、晴れてリワークの利用開始です♪
私の場合、初回面談からココに至るまで、ざっと1か月はかかりました(汗)。
これから更に、原則として約3ヶ月もの間、リワークに通うことになります。
ですから、休職期間は最低でも4か月以上は必要となるのですが、これを認めてくれる職場って意外と少ないんですよね。(私は転職を繰り返した身なので痛感しています。)
また、この3ヶ月中に1~2回、職場担当者との3者面談(経過報告ですね)を行います。

⑤ リワークの利用終了

リワーク期間が終わりに近づくと、職場担当者との最後の3者面談を行います。
ここで、本人の回復状況とか、復職タイミングの調整とかを話し合います。
復職しても問題ないとなれば、晴れてリワーク卒業です♪
ちなみに、復職日までにブランクが生じる場合は、その間だけ引き続きセンターを利用できるみたいです。
また、あいにく問題ありとなったら、おそらく自宅療養に戻るのでしょう。
3ヶ月延長して利用したいということは、認められないようでした。

リワークの日常

では、リワークで実際にどんなことをして過ごすのか、大まかに書いてみますね。
まず、リワークプログラムというものがあり、次の4つの項目が用意されています。

講座やゼミ

センターの職員が主導して、メンタルヘルスに関する講座やゼミを行います。
内容は、認知行動療法などの踏み入ったものから、日常生活の改善方法にいたるまで様々です。
ゼミ形式の場合は、あるテーマに皆で意見を出し合って、自分が良いと思った点を取り入れていく感じでした。

読書課題

センターには、メンタルヘルスや自己啓発に関する一般書籍が、かなり揃えられています。
それらから読みたい本を選んで、読み終えたら読書感想文を書いて提出するのです。
リワークを利用し始めの頃は、心身ともに精いっぱいなので、読書課題で慣らしていきました。

作業課題

備品発注書の記入などの事務系と、部品組み立てなどの立ち作業系の課題が用意されています。
その中から、自身の職種に合ったものや体調に応じたものを選び、時間を決めて取り組みます。
作業が終わったら、担当の職員にチェックしてもらいます。

グループ課題

これは、リワークを一緒に利用している人たちとグループを作り(職員が決める)、決められた課題に取り組むというものです。
グループの中からリーダーが選ばれ、その人を中心に互いに強調し合って作業を進めていきます。
職場でいえば、同じ部署の仲間といった感じですね。

以上の項目を、週の始めに自分で予定を組んで、1週間の目標を決めるのです。
毎日の朝礼でそれらを発表し、ひとつひとつをこなしていき、終礼で結果を発表します。
基本的には、毎日これを繰り返して、仕事生活のリズムを取り戻していくわけです。

リワークを利用して感じたこと

今回、私がセンターのリワークを利用して強く感じたことは、向き不向きがあり利用する人を選ぶ、ということでした。

センターのスタンスとしては、メンタルヘルスを改善させる方法を紹介はするが、どれを選んで実践するかは本人次第、といった感じです。
どれが自分に合っているかは本人しか分からないし、そもそもセンターは医療機関ではないので、私はこのスタンスは当然だと思いました。
ところが、このスタンスの趣旨を十分に理解しないまま利用して、周りに不平不満を漏らしたり、職員とうまくいかない人がチラホラいたのです。

そんな状態で続けても、お互いに嫌な思いをするだけですし、他の利用者に迷惑がかかります。
そんなわけで、リワークを利用するうえで心がけておきたいこと、について個人的に感じたポイントを書き出してみますね。

  • ある程度の自発性が必要(受け身な人には向いていない)
  • 学ぼうとする謙虚さが大事(もう知っている・馬鹿馬鹿しい…はNG)
  • 治すのは自分だという気持ち(どうにかして…という人には向いていない)

最後に…、私がリワークを利用して一番ためになったことは、手帳で管理する規則正しい生活でした。
これって、当たり前なことだけど中々できない一方、仕事がデキる人がやっていることの定番ですよね。
もちろん、仕事がデキることだけが人生ではないですが、元気な人って当たり前なことをコツコツとやっていることが多い…。
手帳で管理することについては、別の記事でも書いておりますので、ぜひ読んでみてください♪

うつ病などのメンタルの病気は、なかなか周りから理解されず、ひとりで塞ぎ込んでしまいがちです。
自宅療養とは言っても、ずっと部屋にこもっていては、マイナス思考が増幅するばかり。
かといって、無理をして外出をしてみたものの、図書館ぐらいしか居場所がない。
それなら一度、リワークの利用を検討してみましょう♪