転勤族で慣れている人でも、急な引っ越しは大変ですよね。
働きながら引っ越しをするには、荷造りの段取りにコツが必要です。
唯でさえ引っ越しは大変
春といえば、卒業,就職,転勤…と、人の移動が慌ただしい季節。
それだけに、3月下旬から4月上旬にかけては特に、業者の手配をするだけでも一苦労です。
最近では、物流ドライバーさんの深刻な人手不足から、引っ越し難民なんて言葉もありますよね。
引っ越しとなると、荷造りの大変さはもちろん、役所がらみの手続きもあり、やることで一杯になります。
これを、働きながらこなすためには、かなり事前から計画を立てて進める必要があります。
ところが、転勤族の人の場合ですと、異動の通知が1~2ヶ月前だったりするため、計画も立たないですよね。
また、初めての引っ越しという人は、何から手を付ければよいか分からないと思います。
そこで今回は…
- 急な引っ越しをこなした私の経験談
- 引っ越し作業をいかに効率化するか
- 日頃から心がけておくこと
について、つらつらと書いてみようと思います。
働きながらの引っ越し作業
私の場合、幾度となく転職を繰り返したため、結果的に転勤族のような生活をしてきました。
初めの頃は、不慣れな故に無駄な動きばかりで、クタクタに疲れたのをよく覚えています。
例えば、せっかく荷造りを進めていたのに、使いたいものを先に入れてしまい、また箱を開けて探し回った…という具合です(汗)。
でも、引っ越しを繰り返すうちに、効率良く進めるコツが掴めてきてくるもので、日頃の生活スタイルも変わっていきました。
そのおかげか、某派遣会社で数週間前に異動命令という無茶振りがあった時も、何とか乗り切ることができました。(公務員の場合は、引越休暇なんてものがあるようで、その点は恵まれていますよね。)
あの「赤帽」も引越業者の選択肢
働きながらの引っ越しの場合、希望の日時にお目当ての引越業者を手配するのは、まず無理と言っていいでしょう。
唯でさえ、通販業界の過剰なサービスのために、物流業界の人手不足が深刻なご時世ですから…。
そこで、この危機を乗り切るために利用した業者は、赤い軽トラックでお馴染みの「赤帽」でした。赤帽って引越作業もしてくれるの?、と思われるでしょうが、ドライバーさん曰く依頼の半数程度は引越作業だとか…。
それだけに、もちろん作業は手慣れたもので、荷出し荷入れを手伝う必要があるものの、費用はとても安く済みます。
急な引っ越しで、業者が決まらない…とお困りの方は、問い合わせをしてみては如何でしょうか。
ただし、私が赤帽だけで引っ越しを済ませられたのは、以下の条件が揃っていたからなのです。
- 私が引っ越しの荷造りに慣れていた
- 一人暮らしで家財のボリュームが少なかった
- 移動距離が隣接エリアだった(~100km)
特に、ふたつ目の条件が重要なのですが、直前では対処のしようがないですよね。
では、急な引っ越しを赤帽で済ませるためのコツを、詳しく書いていきましょう。
引っ越し作業は段取りがポイント
この記事を読まれている殆どの方は、働きながら引っ越し作業を進めていることでしょう。
この場合、いかに普段の生活を保ったまま荷造りをするかが、最大のポイントだと思います。
では、一人暮らしの単身引越という設定で、順を追ってコツを挙げてみますね。
いつも使うモノ用の箱を設置 ← コレ重要!
普段の生活で必ず使っているものって、人それぞれあると思います。
それらを入れる専用の箱を作り、いつも使う物をそこへ集約させるのです。
その際に、箱の口は開けたままにしておき、毎日そこから取り出して使うようにします。
そうすれば、引っ越し当日の朝に口を閉めるだけで、最後の荷造りが済むのです。
何と言っても、引っ越し先でこの箱を開ければ、生活を始められるという安心感が、一番のメリットですね♪
普段は使わない物から箱詰め
普段の生活では使わないものってありますよね、例えば…休日にしか行わない趣味の道具。
そういった、片づけても最低限の生活で困らない物は、先に箱詰めをしてしまいます。
当然、引っ越し作業中の数週間は趣味ができなくなりますが、我慢できなければ箱を開ければよいだけです。
このように、コツコツと少しずつ荷造りを進めることが、直前になって焦らないために大事ですね♪
カテゴリー別でなく場所別に箱詰め
引っ越し日が近づいてきたら、いよいよ箱詰めを本格化させましょう。
その際に、よくあるのがカテゴリー別(書籍,雑貨…等)に箱詰めする方法ですが、実はあまりお勧めしません。
何故なら、引っ越し先で荷解きする時に、物を配置し直す手間がかかるからです。
そうではなく、いま住んでいる部屋の配置毎に箱詰めしておけば、荷解きが劇的に楽になるんです。
あれは何処いった~?なんてことは、まず起こらないですよ♪
日頃からミニマリストを心がける
以上は、引っ越し時の荷造りにスポットを当てて書きましたが、そもそも物が多すぎると、上で挙げた方法でも対処できないでしょう。
つまり、頻繁な引っ越しが想定される人って、日頃から身軽な生活を心がけているんです。
定期的に断捨離をする
引っ越しの時に捨てればいいや…、これはNGですよね。
そもそも急な引っ越し時に、そんな余裕はありませんから…。
物を持っていると、知らず知らずのうちに愛着が湧いて、捨てるのに躊躇するんですよ。
余計な物を持たない
今回のテーマを突き詰めれば、結局ココに辿り着きますね…、いわゆる「ミニマリスト」ってやつです。
ただし、ストレスを抱える程まで物を減らせ、と言っているのではありません。
大事なのは、自分で把握できる量を持つことです。
冷蔵庫の中身を例に挙げると、何を入れているかを把握していれば買い物が楽ですし、食べ物を腐らせることもありませんよね。
それと同じで、自分が持っている物を把握できていれば、引っ越しの際に無駄な労力と費用が劇的に減ります。
一般的な引越業者と赤帽では、条件次第で費用が何万円も変わってきます。
それに、赤帽に依頼できる範囲の物で生活していれば、引っ越し難民になる恐れが少なくなります。
物を持たない暮らし…、これは転勤族の人に限ったことではなく、物に翻弄される日本人が見直すべき暮らし方だと思うのです。