短い人生の貴重な時間を、暇すぎる職場でぼんやりと過ごす…。
心を病むのは当然ですし、よく考えるとゾッとしませんか?
今の仕事に満足していますか?
新しい職場に就いて数か月、そろそろ様子も分かってきて、仕事への不満や疑問が出始める頃でしょう。
それは、どの職種や業種でもあるもので、バリバリの正社員だとしても、程度の差こそあれ抱くものです。
- やりたい事と違う部署になった
- 仕事の分量が給料に見合わない
- 人間関係がギクシャクしている
等々…
私も、転職をする度に必ず、何らかの不満に悩まされてきました。
特に、人間関係が絡んだ職場環境は、HSP気質が足かせになって、毎回のように悩みの種になっています。
でも…思い返してみれば、上で挙げたような不満は、何とか折り合いをつけて凌げるものです。
ところが、どの不満よりも耐え難いものがあることに、今さら気づいてしまいました。
それは…、暇すぎる職場です。
暇すぎる職場はラッキーなのか?
まず、暇すぎる職場と聞いて…
「えっ?、暇で給料を貰えるなんてラッキーじゃん♪」
と思ってしまう人は、時間の無駄になると思いますので、この先を読む必要は無いでしょう(皮肉)。
どの職種や業種にも、繁忙期と閑散期があるもので、どうしても暇な時期というのは発生します。
今回のテーマで問題にしているのは、そういう一時的なことではなく、そもそも真面な仕事が与えられず、暇が常態化している職場のことです。
「えっ?、そんな職場あるの!」
仕事が充実している人は、そう思われるかもしれません。
ところが、世の中にはあるんですよね、不思議なことに…。
暇すぎる職場にいると心を病む
基本的に、民間会社の場合は、利益を出すことが使命です。
ですから、利益を生み出さない従業員は、雇うこと自体があり得ないのです。
でも、実際にはそういう職場がある訳で、暇を持て余して心を病みそう…という悩みは、ネット検索するとボロボロ見かけます。
ここで、勘の鋭い人はお気づきでしょうが、暇すぎる職場に多いパターンは、大きく分けて2つあります。
- そこに居ることが仕事の職場
- 利益が目的でない組織の職場
なるほど…こういうパターンなら、暇すぎるのに給料は貰えるという、不可解な図式が成り立ちますよね。
このような仕事に就いて、やりがいを感じるのは極めて難しいので、心を病んでくるのも無理ない訳です。
「暇で給料を貰えるなんてラッキーじゃん♪」
と呑気なことを言える人は、上記のような職場を経験していない人か、はたまた相当に肝が据わった人か…(皮肉)、どちらかでしょう。
暇すぎる職場の2パターン
では、上で挙げたパターンに該当するのは、具体的にどのような職場でしょうか?
私は、幾度となく転職を繰り返したにも関わらず、不運にも最近になって立て続けに、暇すぎる職場のハズレくじを引きました(汗)。
その中から、特に酷かった2パターンを、ご参考までに書き出してみます。
民間会社の障害者雇用
HSP気質で悩んでいる人の中には、うつ病などを患ってしまい普通に働けなくなり、障害者雇用枠を検討されている方も多いと思います。
私も、近年になって心身ともに無理が生じたため、障害者雇用枠を利用させてもらっています。
ただ、実際に勤務を始めて痛感したのですが、業務内容が単調すぎて分量も少なすぎるんです。
そのため、やりがいが微塵も感じられないですし、モチベーションを維持するだけで精一杯でした。
実際に、私がいた職場では、定着率が非常に低かったです。
この問題は、「障害者」という一括りで業務配分され、適材適所という考え方が抜けていることに、根本的な原因があると思いました。
会社側としては、障害者雇用の法定雇用率を達成することが最優先になり、居てもらうことが目的というのが本音なのでしょう。
ですから、障害者雇用を検討している方は、その会社が同雇用にどれだけ熱心なのか?、念入りに下調べすることをお勧めします。
官公庁の非常勤職員
まず、非常勤職員って何かと言いますと、公務員の職場である公的機関に、民間公募で人員を補填するものでして、いわゆる民間でいうパートタイマーですね。
ところが、業務内容と給与を照らし合わせると、民間のパートタイマーと比べて好条件な場合が多いのです。(官公庁の求人は特に恵まれています。)
でも、ここで立ち止まって、よ~く吟味してくださいね。
もし、あなたが仕事にやりがいを求めているなら、非常勤職員は避けた方が無難です。
なぜなら、業務のボリュームが少なく、慢性的に暇だからです。
しかも、民間と違い生産性のある業務が少なく、やりがいを感じられないことが多いです。
そもそも、利益を追求する組織ではないので、致し方ないとも言えるのですが…。
ちなみに、こんな新聞記事を見つけました。
これを読むと、ましてや非常勤職員の仕事が不満だらけなのは、必然なのかもしれませんね。
人生は有限だから有意義に働こう
当たり前なことを言いますが、人生には限りがあります。
しかも、過ぎてしまった時間は、二度と戻ってきません。
そんな貴重な時間を、暇すぎる職場でぼんやりと過ごす…、よく考えるとゾッとしませんか?
ましてや、早く定時ならないかなぁ…と、時間が過ぎるのを耐えるのは、本当に異常な状態だと思います。
いくら、楽してお金が貯まるといっても、近い将来に必ず後悔するでしょう。
なぜなら、経験(スキル)が貯まっていないから…、むしろ減っているかもしれません。
特に、精神力の旺盛な若いうちから、そういう職場で過ごしていると、取り返しのつかないことなります。
賢明な社会人は、人生の大半を過ごす職場で、お金と経験の両方を着実に貯めていますから…。
そして、5年後ないし10年後には、とてつもない差が生じていることでしょう。
「時は金なり」とは言いますが、時間はお金では買えません。
ですから、会社に時間を売っているだけ…という状態にいるなら、早いうちに抜け出すのが賢明だと思いますよ。
なお、適職探しに悩むHSP気質の方向けに、私の経験をつらつらと書いてみました。
万人向けの内容ではありませんが、何かしらヒントになれば幸いです☟