新しいことを始めるときは、最初が一番しんどいものです。
これって、重い荷物の押し始めと似ているなぁ…、と思ったのです。
はじめに
このお話は、物理の勉強が初めての方向けに、ざっくりと書きました。
雑学的な内容ですので、専門的な指摘はご遠慮ください。
荷物の押し始めがしんどい理由
まず、「始めがしんどい」に絡んだ、物理のお話をしましょう。
重い荷物って、運ぶのが大変ですよね。
引っ越しのとき、書籍がパンパンに入ったダンボール箱は、持ち上げるのも嫌になります(笑)。
そこで、床に置いたまま押しちゃう訳ですが、これが中々動かない…(汗)。
ところが、いったん動き始めると、割と楽に動かせますよね。
おそらく皆、経験的に知っていることなので、始めは勢いをつけて押すでしょう。
でも、よく考えてみると、不思議だなぁ~と思いませんか?
このような日常の疑問を、数式で説明して世の中に役立てる、それが物理なんです。
静止摩擦力と動摩擦力の関係
ほら…、難しい言葉が出てきた(汗)、なんて構えないでくださいね。
「摩擦力」という言葉自体は、中学の理科で学んだでしょうか。
少し専門的に言うと、摩擦力には、次の3種類があります。
- 静止摩擦力:物を押しても動かないときの摩擦力
- 最大摩擦力:物が動き始めるときの摩擦力
- 動摩擦力:物が動き出してからの摩擦力
そして、これらの間には…
(静止摩擦力がだんだん大きくなり)最大摩擦力 > 動摩擦力
という関係があると、物理の教科書に書かれています。
ざっくり言うと、物が動き出したら摩擦力は小さくなる、という意味です。
つまり、荷物は押し始めが一番しんどいことを、物理的に説明しているんですね。
自然現象の理由を紐解くのが物理
じゃあ、それは何故なの?、と追求するのが物理なのです。
…が、実はその理由について、ハッキリとは解明されていない…?、らしいですよ。
私が学生の頃、物理の教師が言っていました。(間違っていたらごめんなさい。)
科学技術が発達した現代でも、未だ解明できないことってあるんだなぁ…と、今でも印象に残っています。
「物理」とは、「物(の振る舞い)」の「理(由)」を説明するものです。
繰り返しになりますが、よく考えたら不思議だなぁ…と思う自然現象を、数式を使って説明しているんですね。
数式で説明できれば、その自然現象を計算で予測できるため、科学技術へ応用できる訳です。
世の中は、こうして説明された数式を使って、より便利で快適に動いているのです。
何事も始めが一番しんどいもの
物理は難しいイメージがありますが、雑学程度でも知った上で生活すると、ささいな日常が少し奥深くなると感じます
今回のテーマで言えば、新しいことを始めるのと荷物の押し始めは、どちらも同じくしんどいという点です。
つまり、何事も始めが一番しんどいのだから、そこは辛抱しようと思えるようになりますよね。(少々こじつけですが…笑)
もちろん、新しいことを始めるしんどさには、きちんと医学的な理由があるのでしょうが、難しいことは止めましょう。
それより、直感的にシンプルに捉えた方が、楽だし楽しいですよね♪
本ブログでは、他にも物理を交えた話題を、気まぐれに書いています。
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