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宅建は勉強するだけでもメリットの多い資格だと思う

book-with-pressed-flower 身軽に暮らす

宅建士は、数ある国家資格の中でも、安定した人気があります。
その理由は、コスパの高さはもちろんですが、勉強で得られるメリットの多さにあると思います。

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法律系資格の登竜門「宅建」

法律系の国家資格の中で、メジャーな資格に挙げられる一つに、宅地建物取引士(以下、宅建)があると思います。
大型書店の資格コーナーへ行けば、宅建がらみの書籍が群を抜いて多いことからも、人気の高さを伺うことができます。

若い頃の私は、不動産の分野に興味がなかったため、宅建の資格にも関心を持てませんでした。
ですから、よく言われる「宅建は法律系資格の登竜門」という言葉も、自分には関係がないと聞き流していました。
ところが、弁理士という難関資格に挑んだことを機に、この言葉の重要さを痛感させられたのです。

難関資格に失敗した、痛い失敗談です☝

「民法」は法律系資格の土台

弁理士は、知的財産権を扱うマイナーな資格なので、その勉強に専念すれば良いように思われます。

しかし…実は、バックボーンとして民法の基礎知識が、とても重要なのです。
私は、民法もろくに知らない状態で挑んだため、ある段階から実力が伸び悩み挫折してしまいました。
いわゆる、砂上の楼閣って状態だったんですね。

弁理士に限らず、資格の勉強で同じような経験をされた人は、結構いるのではないでしょうか?
そんな時は、たとえ遠回りなように感じても、民法の基本書へ立ち返った方が近道かもしれません。
もっと言えば、民法の基本書を読み込むだけより、宅建の資格に挑むことをお勧めします♪

宅建の勉強法ついては、コチラの記事をご覧ください☝

宅建の勉強で得られるメリット

必要のない資格を取るなんて無駄だ…、そう思われるかもしれません。
でも、宅建の勉強を進めていく中で、思いの外、得られるものが多いんです。
これが、登竜門と言われる所以だなと感じたことを、3つ挙げてみますね♪

民法の基礎知識が備わる

民法を勉強するとは言っても、条文の数だけでも膨大です。
ただ、司法試験を受ける訳ではないので、民法を徹底的に勉強する必要はありません。

宅建の試験で頻出される、民法の出題傾向をよく見てみると、入門書で十分間に合うレベルなんですよ。
つまり、宅建の資格に挑むことで、民法の基礎知識が身に付く訳です。
これだけでも、受験費用の元が取れたようなもので、おまけに合格すれば一石二鳥です。

宅建の難易度は上昇傾向にあるようですが、行政書士などの他資格と比べれば、随分と手の届きやすいレベルです。
この適度な難易度も、一石二鳥を狙って受験する価値がある、十分な理由だと思いました。

世の中の常識が身に付く

まず、宅建の勉強をすることで、法律的なものの考え方が身に付きます。
法学部を卒業した人なら兎も角も、その他の一般人にとって、そういう機会は中々ないですもんね。
ただ、これは法律系の他資格にも言えることなので、特筆すべき点ではないでしょう。

私が、宅建を勉強して良かったなぁと感じたのは、世の中の仕組みを知ることができる点です。
例えば、地方自治体の役割,街づくりの仕組み,税金の種類
どれも、大多数の人が普段の生活を送る中で、あまり意識していない分野でしょう。

でも、社会人として知っておくのが当然のことでしょうし、きちんと勉強している人はいる訳です。
これらの仕組みが分かると、世の中への視野が広がって、社会ニュースへの関心も高まります。
その知識が、宅建の勉強を通じて得られるのは、とても有益なことだなと思ったのです。

不動産物件の目利きになる

私が、宅建を勉強して一番役に立ったと実感したのは、コレですね(笑)。

「何だぁ、そんなことか…」と思われるでしょうが、住まいの契約はとても重大なことですよ。
私の経験上、(言葉は悪いですが)不動産業界の人達って、誠実な人は少ないように感じるのです。
宅建で得た知識は、そういう腹黒い玄人を相手に、丸め込まれず対等に話を進め、自分を守る武器になるんです。

例えば、物件の専門的で細かいリスクや、契約書面に潜む不審な点などを、注意深くチェックする嗅覚が身に付くのです。
一般人では気づきにくく、契約した後でガッカリするような懸念事項を、事前に避けることができる訳です。

不動産屋の営業担当は、マイナスな事項を説明したがりませんから、こちらから気づける利点は大きいですよ。
また、将来的に不動産を売却する予定がある場合に、宅建で得た知識が大いに役立つことは、言うまでもありません。

賃貸物件を探す際にも、宅建の知識が役に立ちます☝

宅建は生業にしなくとも有益な資格

私もそうでしたが、宅建って不動産屋を営む人が取る…、というイメージがあると思います。

でも実際は、宅建の勉強から得られることが、実に沢山ある訳です。(一石二鳥どころの話じゃないですよね。)
これほどメリットの多い資格は、他資格ではなかなか無いと思うのです。
宅建が、安定した人気を誇る資格であり、大型書店にあれだけの書籍が並ぶ所以でしょうね。

不動産と言えば、衣・食・住の「住」にあたる大事な要素ですから、実生活で役に立つのは必然なのかもしれません。
ですから、不動産業を生業にする予定がなくとも、あるいは不動産に興味がなくとも、法律系資格に興味があるなら、宅建を経由して損はないと言えます。

何かの機会に、不動産業を営むことになったら、その時に手続きを踏めばよいのです。(宅建の資格自体に、有効期限はありません。)
資格は、持っていても荷物にならないし、腐ることもないですからね(^^)b

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