HSP気質の人は、職場環境によって疲弊しやすく、仕事が長続きしないと言われます。
HSS型HSPの私も、同じ職場に定着できず転職を繰り返すうち、ある傾向に気づきました。
HSPさんは転職族が多い?
はい…、それは私のことです。
最初に就職した会社は、大手電機メーカーであったにも関わらず、メンタル面の不調を来し、わずか1年で退職しました。
そこからは、転職をしては体調を崩し、また転職をしては…、負のループから抜け出せなくなりました。
おかげで、引越ビンボー・通院ビンボー・職歴ビンボー、の三重苦でしたね。
私の他にも、似たような辛い思いをしている人は、沢山いると思います。
でも、HSP気質の適職は人それぞれですから、厄介な問題ですよね。
今回は、「続かなかった職場」というテーマで、私の経験をまとめました。
転職を考えているHSP気質の方に、少しでも参考になれば幸いです(^^)
HSS型HSPという小数派な気質
私が社会人になった当時は、「HSP」なんて言葉はありませんでした。
そのため、適応障害とか神経症とか抑うつ状態とか、色々と診断されました。
しかし、対処法が誤っているのですから、転職先でも同じ壁にぶつかりました。
まさか、心の病ではなく気質のひとつだなんて、素人では気づけないですから…。
私の場合は、HSS型HSPの傾向が強いようで、HSP気質のさらに少数派になります。
いま思い返せば、際限なく転職を繰り返したのは、HSS型の「飽きっぽい」特徴が災いしたのかな?、とも感じています。
一言でまとめると、敏感すぎて疲れやすいのに、同じことを繰り返すのは苦手という、実に面倒くさい気質です(汗)。
これらを踏まえて、「あ…、自分の気質と似ているなぁ」と感じた方には、何かしらヒントになるかもしれません。
HSS型HSPの私が続かなかった職場
では、HSS型HSPの私が、続かなかった職場に共通するパターンを、いくつか挙げてみますね。
昼休憩の居場所がない職場
昼休憩の環境って、私にとって非常~(笑)に大事なんですよね、分かってもらえるでしょうか?
よくありがちなのが、昼休憩も自分の席で弁当を食べるパターン…、私は絶対に無理です(汗)。
過去を振り返ってみても、昼休憩の居場所がない職場では、長続きしたことがありません。
私の掛かりつけ医も言っていましたが、昼休憩も職場で過ごすのは、精神衛生上よろしくないそうです。
一般的な人でもそうなのですから、HSP気質なら尚更ですよね。
昼休憩には席を離れて、できれば職場の外へ出かけるのが大事です。
業務が単調すぎる職場
これは、作業系や障害者雇用に多いパターンです。
例えば、倉庫内でひたすら黙々と、商品の検品を行う作業です。
ひとりで黙々と行う仕事は、HSP気質に向いているとよく書かれていますが、その内容が単純すぎると話が変わってきます。
難易度の高い業務が苦手な人ならともかく、基本的に単純作業系は長続きしないですね。
また、(特に障害者雇用の)事務系でありがちなのが、明らかに仕事を与えるために作った作業です。
致し方ない場合もありますが、毎日そういう作業ばかりだと、もはや苦痛でしかありません。
意味のない作業と気づいてしまったら最後…、モチベーションを保てなくなりますね。
慢性的に暇すぎる職場
これは、業務が単調すぎる職場の延長線上で、私が最も辛かった職場のパターンです。
ハッキリ言いますと、官公庁の事務系に多いです。
どんな職場にも、暇な時期や時間帯はあるものです。
問題なのは、毎日のように朝からずっと暇で、座っているのが仕事という職場です。
座っているだけで給料が貰えるからいいじゃん、なんて言う人がいますが、やってみれば如何に辛いかが分かります。
特に、HSS型HSP気質の私にとって、暇すぎる環境は拷問でしかないです。
人生を無駄に過ごしている感覚になり、とても長続きできるものではありません。
余談になりますが、職責に応じた業務を部下に与えないのは、パワハラに該当する場合もありますからね。
忙しい職場は恵まれている?
ブラックな労働環境だったり、パワハラ上司がいたりする職場は、もちろん問題外です。
それを踏まえて、仕事が忙しいという職場は、とても恵まれていると思うのです。
各業務にキチンとした意味があり、その上で忙しいのならば、仕事に充実感を持てますからね。
忙しくて給料に見合わない…、と嘆いている人は、辞める前に立ち止まって、よく考えることをお勧めします。
私の経験上、いつも適度に忙しくて、充実感もある職場なんて、まず無いですから(汗)。
世の中の職場は、忙しすぎて給料に見合わない、暇すぎる割に給料が良い、どちらかのパターンが多いです。
それならば、今の給料は見合わないと思っても、仕事があり着実にスキルを積める職場の方が、長期的に見て自分のためになりますよ。
おわりに
適職でお悩みのHSS型HSPさん向けに、私の苦い体験談をまとめました。
踏み込んだ内容のため、一般公開は控えておりますが、何かしらのヒントになれば幸いです☟